おさも

火の馬のおさものレビュー・感想・評価

火の馬(1964年製作の映画)
4.1
カメラの勢いが特徴的。くどくないカメラの振りがきもちよかった。
幼馴染の恋人を失ってからの白黒のシーンはタルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』で人を殺してしまったルブリョフが沈黙の行に入る部分を思い出させた。
もう話すことができない個人的な重要性をもつ人に対して、追憶と幻想(妄想?)の中でやりとりする、という類型の話が大好きなので、とても心に響くものがあった。エドモンド・楊の『Malu 夢路』なんかも思い出した。
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