シネフィル母ちゃん

わんぱく戦争のシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

わんぱく戦争(1961年製作の映画)
4.0
フニャチンの悪口から始まった子供戦争。
ほんわかほのぼの系作品かと思ったら大違い。
毒気万歳!!
タイトルにわんぱく戦争ってつけた人、天才だね。

子供ならではのぶっ飛んだ発想や可愛らしさや残酷さにニヤニヤ。
子供なのにお酒飲んで酔っ払ったりタバコ吸ったりのやりたい放題!

村vs村の子供喧嘩だけのお話かと思ったらそうでもなく、大人達にもきちんと焦点が当てられてるのも良かった。
でもこの時代は体罰や大人の理不尽さが酷いったらありゃしない。


というか、
フニャチンというワードはそんなにも男の子の心を奮い立たせるのか。
女の子がペチャパイと言われてもここまでの全面戦争はないもんな。
でも、こういう残酷さや素直さやプライドを直球で投げつけてくれるから男の子って最高!
ひねくれてるんだけれどピュアな子供の感性って素敵!

子供映画が苦手な人ほど楽しめる作品なんじゃないかと!