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人生はビギナーズの321qのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
4.1
この作品のジャケットとタイトルの放つ雰囲気に惹かれなくて、鑑賞は遠ざけてた
人生はビギナーズ、、、なんて人生を軽く簡潔に言い過ぎてるタイトルつけるんだろ、、?好きな監督の作品は何か一つくらい好みに合わないモノあるよね、と期待せずとりあえず予告編みたら、もう映画の再生ボタン押してた
そして監督の実体験をもとにした作品だと後々しる、、、

マイクミルズ監督はやっぱり素敵だなと再認識した作品になった。(コロナで療養中、観る気力でなかったのに、何故か鑑賞できた作品)
雑に好きなポイントあげると、静止画のシーン、犬との会話シーン(犬話さないのに字幕に台詞出る)、職場の黄色の壁、母と息子の茶番(特にピストルでバンッのシーン)、画の色味(色褪せた感じ)

父の職業は美術史家、息子はイラストレーターと、作品内にアーティスティックな要素がありそれだけでもうテンションがあがった笑だから具合悪くても観れたかも

イラストレーターとして働くオリヴァー
憧れある職業だから見てて楽しかった 特にペンで次々に作品描いてくシーンは印象的。黒ペンのみでシンプルなのに個性的なイラスト。絵の横に言葉も添えられてて、オリヴァーの抱える心の声を描くことで吐き出してる感じがした。
どの作品にも、マイクミルズ監督は心の機微に触れる姿勢がある、私がこの監督に惹かれるのはそこがきっと大きいのかも。

途中連続した静止画に合わせて短いナレーションがあるところ面白かった、画としてお洒落だったなあ この作品を観た人はこのシーンが1番印象的かも。

私みたいなストレンジガールでいいの?
え、とっても素敵じゃん たしかに何考えるのか掴みにくいけど飾ってなくて自分らしさが溢れてて 語らずとも表情が間を持たせるというか見てて飽きなかった 

そして犬、本当に犬?利口すぎるよ。アニマル助演賞贈りたい、、
生活を共にするだけじゃなくて、ちゃんと心が繋がってて一緒に生きてる感じ。オリヴァーに寄り添ってる感じがみててキュンときた。
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