みー

王と鳥のみーのネタバレレビュー・内容・結末

王と鳥(1980年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白い。
本物の王じゃなくて絵の中の王が途中から主役になるなんて。王様は自分の醜さに悩んでいて、絵の中の羊飼いの娘に恋している。肖像画の自分を気に入ったように描き直す。夜にその絵が飛び出て本物の王を消し去る。娘と煙突掃除も同じく絵を飛び出し駆け落ちする。それを追いかける王。キレ者の鳥に救われながら2人は逃げ続ける。最後は王国全てを壊滅させ完全に勝利する。絵が初めて飛び出す所はトキメくなぁ。夜の、そのシーンが一番好きだ。音楽もいいし、盲目の楽器弾きやライオン達も味がある。巨神兵みたいなやつもいい。
城の外に国民がいるのを感じさせない静けさや、やたら未来的なエレベーター、独特の雰囲気を作っていて観ているだけで良い作品だー。
城の中に芸術作品がたくさん飾られてるのも、実際にある絵を模してる感じで良い。
王が紐をひけば要らない奴がぱかっと開いた床に落ちてくのが面白かった。笑
フランスってやっぱ感情の起伏が少ないってか静かだよなー。
みー

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