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ランブルフィッシュのmaのレビュー・感想・評価

ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)
3.0
ミッキー・ロークが画面に出てきた瞬間の、画の持ってかれ具合は凄まじいものがある。一瞬で彼に画面が支配されるというか。

タルサ、モノクロ、ストリートというと、真っ先にラリー・クラークの『Tulsa』が思い付くが、どこかストリートの匂いがそのまま伝わってきそうなリアリティを持つこの写真集と本作の違いは、全編に渡って過剰に焚かれるスモークや猫のシルエットの投影、足元や手元のカットの挿入などモノクロのコントラストを際立たせる映像効果からくる人工感な気がする。スチュワート・コープランドによる音楽もなにか独特の空気感をこの映画に与えているように思える。

マット・ディロンとダイアン・レインのやり取りにおけるスクールバスの使い方もすごい。

幽体離脱はめちゃくちゃ笑えた。
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