80年代の最重要カルトムービーの1つと称され、国内では80年代に最も興行的に成功した作品の1つであるリュック・ベッソンの海洋ドラマ。
伝説的なフランス人ダイバーのジャック・マイヨールをモデルに潜水の世界記録に挑む男たちの姿を描く物語です。
冒頭から主人公は心に重荷を背負うのですが、その後は3人の男女の恋と友情が意外にもライトに描かれており、ダイビングでの凌ぎ合いがサクサクと進んでいくので驚きました。
海で負った傷は海でしか癒すことができない終盤のシビアな展開は好みでしたし、幻想的な結末は正に荘厳美麗で素晴らしかったので、中盤の中だるみがもったいなかったです。
尺の短い別のバージョンを観てみたくなりました。