NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞
完全版
デジタル・レストア・バージョン
”行きなさい 私の愛を見るのよ“
〜ジョアンナ
初見。
南欧の太陽と海の青さ、そして海中の濃紺を取り越した漆黒の闇の対比が美しい。
監督の思い入れも深そうな、古さを感じさせない名作。
フリーダイビングの世界記録に命をかけて挑む2人の青年の友情、女性との愛をフランスのリュック・ベッソン監督が描く、実在の伝説的ダイバーをモデルにした青春ロマン。
原題 『Le Grand Bleu』
1988年仏・伊作品168分
製作 パトリス・ルドゥー
監督・原案・脚本 リュック・ベッソン
脚本 ロバート・ガーランド マリリン・ゴールディン ジャック・マイヨール マルク・ペリエ
製作顧問 ジャック・マイヨール
撮影 カルロ・ヴァリーニ
音楽 エリック・セラ
出演 ジャン・マルク・バール ジャン・レノ ロザンナ・アークエット
日本語字幕 寺尾次郎
(NHK番組内容より)
フリーダイビングの世界記録に命をかけて挑むフランス人ジャックとイタリア人エンゾ。
少年時代に出会い、約20年の時を経て再会した2人の友情、女性との愛を描く青春ロマン。
海に深い思いを寄せるフランスのリュック・ベッソン監督が実在の伝説的ダイバー、ジャック・マイヨールをモデルに映画化。
今回は、最初の劇場公開版に未公開シーンを追加し、再編集、さらに映像を修復したデジタル・レストア・バージョンでの放送。
伝説のダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにフリーダイビングに命を懸ける二人の男を描いたリュック・ベッソン監督の名作「グレート・ブルー」に追加シーンを加え再編集した完全版。
ベッソン監督の代表作として、また色々なバージョンがあるのもややこしい。
主人公の寡黙で言葉少なめなところに少しイライラ。
ジョアンナに対する気持ちを素直に表せよ〜!
と感じてしまう。
“家族はイルカ”
と答えるジャックに、ジョアンナの気持ちは考えないの⁈と少しモヤモヤ感。
主人公ジャック・マイヨール役にジャン=マルク・バール。
親友エンゾに若きジャン・レノ‼️
子供時代の2人の子役も雰囲気バッチリ。
海中や水上でイルカたちと戯れるジャックも、海に棲む生物のよう。
イルカたちの姿に癒される。
終盤、ジョアンナの制止を振り切って夜の海に潜ろうとするジャックに投げかける彼女の言葉に胸熱‼️
”行きなさい 私の愛を見るのよ“
海より深い彼女の愛情に震える。
【忘備録】ネタバレあり
(キャスト・登場人物)
・ジャック・マイヨール
Jacques Mayol
- ジャン=マルク・バール
フランス人ダイバー。
驚異的な潜水能力を持ち、潜水生理学者ローレンス博士の研究対象となっている。ギリシアでの子供時代に、潜水夫である父が潜水中の事故で死亡。大きな喪失感を抱えており、イルカだけが心の拠り所となっている。
モデルは同名の実在のダイバー、ジャック・マイヨール。
・エンゾ・モリナーリ Enzo Molinari
- ジャン・レノ
イタリア人ダイバー。
フリーダイビング競技会の強豪であり、その性格は尊大にして、どこまでも陽気。ただしママには頭が上がらない。
モデルは実在のイタリア人ダイバー、エンゾ・マイオルカ。
・ジョアンナ・ベイカー Johana Baker
- ロザンナ・アークエット
ニューヨークで働く保険調査員。
都会の喧騒、渋滞、ルームメイトのグチにウンザリしていた中、ジャックと運命的な出会いをする。
・ローレンス博士 Dr. Laurence
- ポール・シェナー
・ノヴェリ Novelli
- セルジオ・カステリット
・ロベルト Roberto
- マルク・デュレ
・ルイ叔父
- ジャン・ブイーズ
・ダフィー Duffy
- グリフィン・ダン