暑くなってきて涼やかな映画が見たくて久しぶりに鑑賞。
素潜り潜水の世界記録保持者ジャック・マイヨールと海に魅せられた男の物語。
大昔に観たので改めて見るとこんなにも切ない作品だったのかと。
ギリシャ🇬🇷やシチリア🇮🇹の地中海の風景がとにかく鮮やかで美しいです。
海に魅せられ、より深くより長く潜ることに命をかける男たちとそんな男たちに惚れた女性たちの切ない物語でした。
ジャックの行動は女性側から見ればとんでもないことでありますが、なにかの偉業を達成する男の影には必ず翻弄される女性がいるんですよね〜
彼にとっては海とは自分の全てであり何かと比較できるものではないということなのかな。
昔観た時はその映像の美しさ男らしさ洒脱さの印象が強かったのですが、歳を重ねて改めて観ると、むしろ翻弄される女性たちの悲哀の方に目がいって胸が締め付けられる思いが強かった。
「Go. Go and see my love
（行ってらっしゃい、私の愛を見てきて）」
