このレビューはネタバレを含みます
物語の中では些細な出来事なのだけど、個人的に印象に残っているのが、アレックスが高いところにのぼっていた時に謝って倒してしまったせいで周りの支柱もドミノ倒しにしてしまうところ。シーズン1のときは、母であるエブリンが同様のことを資料室でしでかしており、ちゃんと母の遺伝子を受け継いでることを見せてくれる大事なシーン。
このシリーズは必ずミイラの敵が自然現象を操るシーンが出るのですね。シーズン1は砂漠、シーズン2は川、シーズン3は雪山と。
正直リック、イムホテップ、そしてスコーピオンキングの闘いもっと見たかった！CGの違和感すごいけど。てっきり、オシリスの槍は刺青のあるリックしか使えないものだと思ってた。
最後のイムホテップの死に方は印象的。大罪を冒してまで愛したあのアナクスナムンは、冥界に堕ちそうなイムホテップより、自分の生を選択してしまった。かたや、天敵であるリックの妻エブリンは自らの危険を顧みず、夫を助けてみせる。イムホテップは、力尽きて冥界に堕ちたのではなく、自ら手を離して堕ちていった。それは、頑張って這い上がってもその後アナクスナムンと愛し合うことは不可能だと悟ったからなのであろう。自分がファラオに行った裏切りは結局自分のところに返ってきてしまった。そして、皮肉なことにアナクスナムン自身もまたスカラベの餌食となってしまった。
