じゃっく

Vフォー・ヴェンデッタのじゃっくのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
3.7
マトリックスのエージェントスミスことヒューゴウィービングとナタリーポートマン主演のアクションサスペンス作品。
監督にはマトリックスの助監督、脚本にウォシャウスキー兄弟。

近未来、第三次世界大戦後のイングランド。街は独裁者によって支配されていた。
11月4日の夜ナタリーポートマン演じる主人公は夜間外出禁止令を破り外出。秘密警察に見つかってしまう。そこに現れたガイフォークスの仮面を被った男が彼女を助ける。次第に彼女はガイフォークスの男と関わりを持っていく。

テーマは社会派なもので
ガイフォークス事件など実在の事件を題材にしており見応えがある。
しかし何よりもガイフォークスこと「V」がとにかくカッコイイ。

登場シーンの自己紹介から素敵。
彼は古典演劇などが好きらしく、セリフまわしは派手。気分が高ぶり早口になってしまうあたりは素顔が見えないのに彼の人となりが伝わってくる。

英・仏合作なのでアメリカ映画ほど派手なシーンはないが、マトリックスの血は受け継がれている。

そして「V」役のヒューゴウィービングも良い。彼は全編通して一度も素顔を見せない。にもかかわらず「V」の魅力を引き出した。
実は前任者が顔出しがない事によるプレッシャーから降板。代理でヒューゴが演じた。

「V」の魅力を堪能する為には字幕で鑑賞をオススメする。
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