第二次世界大戦を舞台に一機のアメリカ空軍重爆撃機の10人のクルー達の出撃を描いた戦争ドラマ。
アメリカ空軍B17フライングフォートレス重爆撃機のメンフィス・ベル号は、ヨーロッパ戦線で友軍機が次々と撃墜される中、24回出撃して帰還していた。
25回の出撃で帰還できれば、英雄として故郷に帰ることが出来る。
10人の若きクルーたちは、1943年5月、ドイツ・ブレーメンの工場を昼間爆撃するため、最後の出撃にイギリスから飛び立つが……
爆撃に向かったメンフィス・ベル号の若きクルー達の機内でのやり取りを中心に描いている。
閉ざされた機内目線で描かれていて興味深いが、機外で起きている空中戦の描写が不十分だったり、撃墜されて落ちていく味方の爆撃機のクルーの様子も無線を通して声しか描かれないので、いまいち緊張感に欠ける。
しかし実際の機内の様子はこんな感じだったのかもしれない。
爆撃機乗りの心情や機内の状況がよくわかる作品。
果たして10人のクルーは無事任務を遂行して帰還できるのか‽
2022.8 NHK BSP で鑑賞（字幕：佐藤一公 訳）
2021.10 地上波・テレ東で鑑賞（午後ロード、吹替）
