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メンフィス・ベルのrapunzelのネタバレレビュー・内容・結末

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

WW IIアメリカ爆撃機乗組員達✖️圧倒的な臨場感

👉🏼実話をもとにした映画です。すごい作品でした。臨場感がとにかくすごすぎる。まさに体験する映画。恐ろしい。胃が痛くなる。見てる人も、必死に乗組員の無事を祈ってしまいます。舞台はイギリスのアメリカ空軍基地。前半は、B-17F-10-BO爆撃機メンフィスベル号の乗組員10人の日常が描かれます。メンフィスベル号は24回襲撃して無事でした。

なので25回目の出撃を終えれば、みんな地元に帰れます。 もともとは様々な職業の彼ら。農家の息子や医学校中退、ファミレス店員など。それが今はみんな兄弟当然。ブラザー達なんです。
やんちゃな若者達がパーティーで女の子とダンスしたり、s◯xしたり 笑 楽しみます。でも恐怖で吐いてるのもリアル。

👉🏼その後の現実が本当に辛いんです。
メンフィスベル号のミッションは、ドイツブレーメンの工場に爆弾を落とすこと。

さっきまで喋ってた相手の機が目の前で真っ二つになって墜落したり、早く爆弾を落として国に帰りたいのに、視界が悪くなかなか見えず、でもドイツの民間人が住んでいるところだからと爆弾を落とせない。昼間に爆撃なんで、リスクもありすぎるし、自分達もやられるかもしれないのわかっててそれでもUターンしてまでちゃんとミッションを遂行しにいくのがすごい。

戦争ってやるかやられるかなんだなと。アメリカの正義として、今までにアメリカ空軍はシリアなどに空爆したりしてて、乗る方もあくまでもそれが仕事でやってると思いますがこのメンフィスベル号の乗組員みたいにそりゃ内心怖いだろうなって。
戦争って一体なんなんだろうって思いますね。

👉🏼途中、メンフィスベル号に火がつきますが、急降下して消火したのは本当すごかった。
色んなキャラクターにそれぞれ味があって、面白かった。機長も堅物のようで、破裂したトマトスープで慌てたりにくめないね。
最後も綺麗で素晴らしい映画でした。
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