健一

メンフィス・ベルの健一のレビュー・感想・評価

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)
3.0
『あの日は特別だった。
戦争がなくても彼等10人は親友だったかも知れない・・・』

公開時のキャッチコピー。

BSで放送していたので録画して鑑賞。

これまた懐かし〜〜。
劇場公開時鑑賞済。
30年ぶりくらいの再鑑賞。
フジ産経グループが出資しているアメリカ映画なので 当時フジテレビでバンバンCMを流していた。
CMで『溢れ出る感動に涙が止まらない。』😭なんて言っていたけど、そこまででは・・・😅
まぁ、真夏に見るにはいいんではないでしょうか。
第二次大戦を舞台にした戦争『青春』映画です。🌊✈️
ちなみにプロデューサーのキャサリン・ワイラーは「ローマの休日」「ベン・ハー」を手掛けたウィリアム・ワイラー監督の娘さん。
ウィリアム・ワイラーは1943年、従軍映画監督として実際にメンフィス・ベルに5回も乗り込みドイツ上空を若者たちと共に飛んでいる。😵

24回の白昼爆撃の任務を遂行していた爆撃機メンフィス・ベル。
任務完了し除隊まであと最後の1回の飛行を前に 若者たちは前夜をそれぞれの思いで過ごしていた。
そして翌朝、メンフィス・ベルと10人の若者たちは激戦地ブレーメン へと飛び立っていく・・・

「フルメタル・ジャケット」のマシュー・モディーン。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティ役をクビになった
エリック・ストルツ。
「友よ、風に抱かれて」のD.B.スウィーニー。
「インデペンデンス・デイ」のハリー・コニックJr.。
「タイタニック」のビリー・ゼイン。
そして
「グーニーズ」のショーン・アスティン。
なんか『スターに成り損ねた人 大集合!』😅
って感じ。 😅😅😅

う〜ん。
なんか 伝わってこない。感動しない。😰
題材的には悪くないし 個性的な若者たちの尊い青春群像も良く描けていると思うのだが・・・
まず作品を盛り上げる劇的な音楽が乏(とぼ)しい。
劇中で名曲『ダニー・ボーイ』が引用されているが ダニー・ボーイじゃないんだよなぁ。
同じような戦争『青春』映画「プライベート・ライアン」のような感動的なスコアがあったらもっと グッと きたはずなのに、もったいない。😅

あとやっぱりキャスティング。😅
リバー・フェニックスとかクリスチャン・スレーターとか。
せめて一人くらいビッグスターがいれば『バエる』のに。
戦闘シーンもなんか盛り上がらない。
ラストも感動っぽく終わっているが、なんか『ふ〜ん。』って感じ。

決してつまらない作品ではないのですが、色々と消化不良な作品でした。😅


劇場公開時 1991年 2月。
渋谷パンテオン
💺1250 席
客入り ?

当時、湾岸戦争 真っ只中で戦地へ駆り出される若きアメリカ兵士たちと本作をよくダブらせている特番を多く放送していた。
本作や「イントルーダー 怒りの翼」など この時期『戦争映画』がプチブームになっていた。


トリビア
主演のマシュー・モディーンはトム・クルーズが決まる前に「トップガン」の主演オファーを 自ら 断っている。 😵
なんで?
健一

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