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あしたのジョーのtamakenのレビュー・感想・評価

あしたのジョー(2010年製作の映画)
3.0
コミックやアニメの実写化は原作に忠実であればあるほど文字通り「マンガ」のようになってしまい、一方で原作をアレンジして現実に近づけると原作のイメージを壊して別物になってしまう難しさがある。

本作はあえて出来得るかぎり前者の姿勢を選択したようで、特に力石を演じた伊勢谷の肉体の作り込みや丹下を演じた香川の原作そのままの容姿をものともしない演技力で単なる「マンガ」になってしまうのに必死に抵抗している。

したがってボクシングの描写が現実離れしていると指摘するのは野暮だろう。
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