きっこ

あしたのジョーのきっこのレビュー・感想・評価

あしたのジョー(2010年製作の映画)
3.5
明日につながるその一歩


NHKの朝の番組にでていた山ピーに興味をそそられ、劇場へGO。
予想していたよりも楽しめました。ただ、私は打ち合うシーンにドキドキするタイプなので、クロスカウンター作戦の為とはわかっていても、打ち合いがないのは正直テンションが下がりました。あと、あのスローモーションはあまり好きじゃぁないなあ。(最近こういうの増えた気がする。シャーロックホームズもそうだったし。「ロッキー・ザ・ファイナル」はフラッシュバックみたいな試合シーンで、一気にテンション下がったんだよなあ)

皆さん好演でしたが、
お嬢様って感じがしないぞ?と香里奈さんに多少の違和感を持って見ていたのですが、
その背景と強い女の面が出てくると抵抗感がなくなりました。基本的に強い女の人好きだし(笑)
逆に、おっちゃんな香川さんは、滲み出る上品さのせいか、染まりきれていない印象を受けました。

追)エンディングで「明日のジョー」の歌詞(尾藤さんが歌うやつなので本編では拝めませんが)の作詞に寺山修司の名前を見つけてビックリ。「書を捨てよ町に出よう」でリングにあがろうぜ!と呼びかけていた彼の思いを、再び感じ取れたような気がして、ちょっと得した気分。

追2。劇場に行く数日前に、たまたまテレビをつけたらカルロス?さんとの試合をやっていて(真っ白に。。のとこ)、そこでヨーコさんにグローブ渡すシーンをみていたせいか、特に感情移入できたのかもしれません。
(映画生活投稿分2011)
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