実在した天才の話、ほんと好き。
頭脳には困らないけど、人と違うなんらかのハンデを背負っていて、その天才が天才であることを支え続けた誰かが出てくる。最後はその関係に号泣する。
本作も例に漏れずラストシーンで涙。
ただ、ラストまでは少し怖い。統合失調症の症状に気づいた瞬間にこれまで見ていた景色ががらっと変わって、何を信じていいのか誰が味方なのか、見ている側までわからなくなってしまった。
これまで自分の目で見て信じてきたものが全て幻想だったら？って、考えただけで発狂もの。ところどころで長い年月が過ぎていて、その治療の難しさがわかる。。
実話とは少し違う部分もあるみたいだけど、十分に心動かされてジョンナッシュの人生に魅了された。すばらしい。
