SW326

鬼龍院花子の生涯のSW326のレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
5.0
人斬り、陽暉楼、櫂、薄化粧...と高知の映画を撮り続けることになった五社英雄の後期開眼作。作品としての完成度は五社映画中No.1だと思う。

単純にしか生きられない鬼政のキャラクター、人が良さそうな室田日出男、大熱演の夏木マリ、またしても死ぬ山本圭。そして滅びの美学。

一目で三翠園だと分かる現地ロケの風景もいい。タンバリンは三翠園に住んでいた!

パペポTVで、高知に縁のある上岡龍太郎が本作の土佐弁は高知県民からみて正しいのか?という疑問を持ち、結果的に関西の喜劇人総出演のヤクザ映画を撮ろうという話にまで膨れ上がったエピソードも好き。
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