日本映画の熱気狂気が全て詰まったようなものっすごいパワーを持っている作品。
まさに文字通り、「命を削っている」夏目雅子。チフスのシーンどろっどろですごかった。岩下志麻もだけど、2人の女優の持ってるものを全部ぶちまけているようだった。怖くもあったが、ほんとせつなかったなぁ。やっと分かりやすい形で現れた母親の顔。号泣・゜・(つД｀)・゜・
名演という言葉では足りない仲代達矢。娘を嫁にやるくらいなら俺が抱くとかわけわかんないクズなのに、愛嬌があって憎みきれない。やくざだけど憎みきれない。そういうかわゆさが節々に出てきて鬼政好きになっちゃうよね。
そしてこんなに泣いてしまう作品とは思わなかった。吉原炎上っぽいの想像してた。岩下志麻の母親の顔、父と娘の別れ。役者陣のものすごさ。
特にラストの、鬼政とまつえの別れの挨拶のとことか、こんなに泣いたのは久しぶりだ。仲代達矢と夏目雅子2人に目が離せない。すごいもんみた。
鬼龍院花子脇役じゃんかよ!夏目雅子が鬼龍院花子だと思っていたよ!ソコガ一番びっくりでした!
