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鬼龍院花子の生涯のtのレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
3.7
女性劇というより、仲代達矢の父権喪失・再生の物語と感じた。「階段落ち」シーンの彼の情けなさなど。
夏目雅子の薄幸ぶりとラストの啖呵、こういった役柄はこの映画で初だったとは思えない、煙草を吹かす岩下志麻の姐さん的貫禄。「花子」が主人公であるかのような当タイトルはどういう意図なのだろう。
寝室での陰影の加減、着物や布団の色彩が良く、五社英雄作品をもっと観たくなった
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