RinaKitaura

鬼龍院花子の生涯のRinaKitauraのレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
3.5
この映画ポスター?だけみるとAVですか?ポルノですか?と勘違いさせそうですが実際はちゃんとした映画です。

宮尾登美子氏の長編小説(文藝春秋で連載されたものらしいです)を映画化したものなので当然ですが…「文藝春秋」ていまでも店頭に当たり前のように並んでいるところからも、どれだけ読者が定着しているのかわかります。

それにしても、どの時代も派閥や憎しみが交わるストーリーは面白いですね。
そして、何故かこの時代の俳優さんは若くてもベテランに見えるのは私だけでしょうか。。。
今でこそベテラン俳優と言われる面々が揃っていますが、この時代から既にベテランと呼ぶにふさわしいオーラを感じます。

映像の質が少し落ちるからそう見えるのか、ほんとに演技が上手いのか、それとも言葉遣いや俳優さんの色っぽさがそう見せるのかホントに不思議です。

みんな若くて美しいし、素敵だしで気がついたら見入ってました。
山本圭は面影が全くなくて、役者の名前見るまでわかりませんでしたが、ストーリーも2時間31分と映画と長編なのに、終始飽きさせないだけの人間模様がたくさん詰まってました。

wowowで特集するくらいですから見ておくべき名画なんだということも感じる作品でした。
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