Train

劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞のTrainのレビュー・感想・評価

4.2
橙子「お前は生きる意志が全くないクセに死ぬのは御免だという。生きる理由が全くないクセに死ぬのだけは恐いという。生と死のどちらも選べずに境界の上で綱渡りだ。心が伽藍洞にもなるさ」

また別の会話。

式「それ、人は殺せる――?」

橙子「無論だ」

式「ならやる。好きに使え。どうせそれ以外に目的がないんだ」

疲弊し倒れる式。

橙子「目的がない、か。それも悲惨だがね、お前はまだ間違えたままだ。伽藍洞だという事はいくらでも詰め込めるという事だろう。この幸せ者め、それ以上の未来が一体どこにあるというんだ」

心にぽっかり空いた穴を埋めるのは一体何か。それは意外と近くにあることを式はまだ気づかない… いや、気づかないふりをしているだけなのかも?
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