マーくんパパ

社長太平記のマーくんパパのレビュー・感想・評価

社長太平記(1959年製作の映画)
3.7
社長シリーズ初鑑賞、コレは全33作中の第6作(だそうです)。下着メーカーの錨商事の社長(森繁)、専務(小林桂樹)、庶務課長(加東大介)の性格の違い、3人の軍隊序列が逆だった歪みがもたらす気を使い合う人間関係の妙味。また社長ご執心のバー女給は専務に好意を持ち、独身専務が恋心抱く社内電話交換手の女子社員(団令子)は課長の娘という具合に女性関係まで優劣付けて面白さ増幅。関西ライバルメーカーの東京進出を巡る攻防戦、デパート仕入課長への営業接待など高度経済成長前の息吹も感じる作品。