カミツレ

三人の女性への招待状のカミツレのレビュー・感想・評価

三人の女性への招待状(1966年製作の映画)
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本作の監督はジョセフ・L・マンキウィッツ。2年間で4つのオスカーを取っている監督の作品ってどれだけすばらしくおもしろいのだろう、と期待大で鑑賞。町山さんの解説もしっかり聞いて準備万端。

大富豪である主人公フォックスが企んだゲームに巻き込まれる人々が、今から金のために醜い争いを繰り広げますよ〜ってな予感をプンプン漂わせている感じまではとてもワクワク心踊った。が、その後はというと舞台となるのはこの屋敷の中だけでとても退屈。ま、それは良しとしても次から次へと話がよくわからない方向へと展開していきついていくのがやっと。コメディのようだけど、途中からあまりに会話だらけの長ったらしい展開に眠気が襲ってきた。

どんでん返しは確かにすごいし、想像していなかった展開に驚きもした。でも、やり過ぎで“もういいよ…”って気分になる。どんでん返しのやり過ぎで逆に話が複雑になってしまい、素直に楽しめないというか。これは、本作をパクっている、いや参考にしているであろう『コンフィデンスマンJP』 を観たほうが物語の核心に迫れるのでしょうか(苦笑)
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