くぅー

男たちの挽歌のくぅーのレビュー・感想・評価

男たちの挽歌(1986年製作の映画)
4.0
香港の地を踏む前に、敬意を表して、久ーしぶりに再鑑賞・・・数々の香港ノワールに影響を与えまくった土台的作品だけに、色褪せて見える部分はやむを得ずだが、にしても、やはり当時としてはこの二丁拳銃の銃撃戦は衝撃的で、きっちりとニンマリしちまった。

英題“A Better Tomorrow”を目指して、裏社会とシャバの間でもがく男達のドラマは、兄弟の絆を軸にして、ベタなストーリー展開ながらも、とにかく痺れる様な台詞に渋いカットが熱く訴えて来る凄み・・・ジョン・ウー監督の術中にハマってしまう。

なお、キャストでは、チョウユンファに尽きる感はありますが・・・ティ・ロンとレスリー・チャンの対照的な兄弟とのトライアングルは見応えあり。

ただし、終始流れるチープな音楽は減点対象にはなりますが・・・そこを手直ししてのさらなる無間道的なリメイク、期待しとります。

【2006年11月下旬の香港旅行前に鑑賞】
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