FREDDY

ラスト・ブラッドのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・ブラッド(2008年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

プロダクションI.Gによるアニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』をチョン・ジヒョン主演で実写映画化したサバイバル・アクション作品である本作は、400年にも渡って続く人間と"オニ"と呼ばれる吸血鬼たちの戦いの中、1970年の東京を舞台に、オニの起源であり殺された父親の敵でもある最凶の敵・オニゲンに戦いを挑む、セーラー服に身に包み、孤独とともに生きる16歳の少女・サヤの姿を追ったものとなっているのだが、サヤを演じたチョン・ジヒョンは魅力的で、彼女が見せるアクションシーンは迫力があってとても良かったと思いますし、オニゲンを演じた小雪の妖艶な雰囲気もまた目に残るものがあり、舞台となる1970年代の東京の風景も海外視点のイメージ像といったところではあるが個人的には嫌いではないですね。ただ、アニメ原作とのことで、当然ながら比較してしまえば評価は低くなるでしょうし、オニゲンとのラストバトルのあっけなさは気になるところ。もう少しオニゲンの見せ所を作らないと彼女の強さが示せないですし、全体的に見て登場人物らのパワーバランスが崩れてるので違和感が。決して悪い作品ではないのだが、それなりとしか言いようがないです。
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