JEDI

マルホランド・ドライブのJEDIのレビュー・感想・評価

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)
5.0
(3回目)
3回観て、リンチからの10のヒントやインタビューを参考にしたら随分「自分の中」で腑に落ちた。

リンチ映画は心象的・抽象的すぎるので、恐らく「正解の解釈」的なものはなく、自分が観た映像から自分なりの解釈をして、自分だけのマルホランド・ドライブを作るのが楽しくていいと思う。

「ハリウッドの闇を描きたい」というリンチの言葉が最大のヒントになった。

ジルバのダンス大会で優勝し、演技の才能があっても裏で操る巨大な権力には逆らえず、華やかに見えるハリウッドにも闇がある。そんな現実を目の当たりにしたダイアン(ベティ)は、自分にリタ(カミーラ)を重ね、さらに現実逃避とも言える妄想をする。しかし、クラブ・セレンシオで「全てがまやかし」であることを知覚させられた事で一気に現実へ引き戻される。その後は現実世界の回想をし、つらい現実を再び直視することになる。車事故と自殺する所と浮浪者のシーンで煙がモクモク出ているのは、現実ではなく妄想や回想だからかな?大まかな自分なりの解釈はこんな感じになった。

本当にスゴい作品だ…😅💙
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