Jeffrey

ヒルズ・ハブ・アイズのJeffreyのレビュー・感想・評価

ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)
3.0
「ヒルズ・ハブ・アイズ」

本作は監督によるハリウッドデビュー映画であり、あの世界的にヒットしたホラー映画「ハイテンション」の後に2006年にホラー映画の若手であるアレクサンドル・アジャが監督、グレゴリー・ルヴァスールと脚本を執筆したハイテンション&ハードコアムービーで、この度DVDで再鑑賞したが面白い。この作品は当時日本でもなかなか公開されずにレンタルのみと言う形で確か出た覚えがあって、1977年のカルトバイオレンス「サランドラ」をハイテンションのアレクサンドルアジアがリメイクした作品である。オリジナルを超える情け容赦ない暴力描写と、限界まで観客を追い詰める徹底したハードコアな演出から、ー時は公開が危ぶまれた映画である。

さて、物語は警官を退職した男とその家族がニューメキシコ州の砂漠地帯を進んでいた。途中、彼らのキャンピングカーが何者かの手によってパンクさせられ、砂漠の中で立ち往生することに。だが核実験場に近いその荒地には、突然変異を起こした食人一家が住んでいたのだった。罠にかかり、1人また1人と殺されていくその一家。アメリカの荒野、廃墟と化した謎の村でアメリカンファミリー同士の戦いが始まる…と簡単に説明するとこんな感じで、ノンストップの衝撃が最後まで直視できない作風になっている。日本だとR18になっていたがお隣韓国では上映禁止になったそうだ。やはり奇形の形をしていると日本でも被爆者だったりベトナムの枯葉剤問題など色々とあったようで20世紀フォックスが色々と考慮したそうだ。それにしても奇形のビジュアルインパクトがなかなか強烈で気色悪い。特に家にずっといる男の頭の大きさだったり、いきなり襲われるのでどきっとするような演出はありきたりだが、スタイリッシュなカット割りも良かった。
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