じゅんふう

劇場版 SPEC 天のじゅんふうのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版は面白かったし、翔は特に見てて騙されて、吉川が死ぬという衝撃の最後で、続きが早く見たい!となったのに、なんか…
ドラマ版で終わらせておいて欲しかったという感想しかない。

推理物に超能力が絡むところが斬新で引き込まれ、ドラマ版後半から徐々に超能力バトルみたいになっていくのも面白かったけど、完全に映画では超能力バトルアクションがメインを張っていて、世界観も規模を広げていってエヴァの真似事みたいな円卓会議や、シンプルプランやファティマ第3の予言などという意味深なワードを出してそれっぽくしているけど、風呂敷を広げまくっているから全然興味が追いつかない

その割にはアクションがモタモタして見栄え悪いし、超能力もCG丸出しだし、
シリアスに話を進めていると思えばくだらない小ボケで興醒めさせるし、
テレビ版のような気の抜けた空気感と後半にいくにつれのシリアスというバランスがよかったし、シュールさもちょうど良かったのに…


やっぱり堤幸彦監督って映画の尺が不得意なんだなと改めて思った
シュールギャグ、くだらないギャグ、シリアス、感動に持ってく展開のメリハリが下手すぎる
あと最後クローンとわかるとはいえ、ラスボス級の敵をニノマエ頼りすぎて冷めてしまう。
ミイラ化の能力もふざけてるのか真剣にやってるのかよくわからんし、
いろいろとしんどかった。
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