いくらなんでも酷すぎる。なぜ堤幸彦はドラマでは天才なのに映画はこうも酷くなるのか。サムすぎて観てられない。
ドラマ版の序盤にあった、そしてそれこそが命なはずの、小気味いい軽快なテンポが完全に消え失せてる。加瀬亮のキャラ崩壊も酷く、戸田恵梨香の書道シーンは形骸化そのもの。神木隆之介の設定は後出しジャンケンがすぎる。脚本も演出も演技も全てが酷い。
映画『20世紀少年』もそうだった。ドラマは抜群なのに映画は絶望的につまらない。宮藤官九郎もそうだが、テレビドラマの才能がこうも通じないものか。となるとやはり、デヴィッド・リンチの才能は圧倒的だな。