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こわれゆく女のalfのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
4.3
ジョン・カサヴェテス“レトロスペクティヴ”
フォローしている方のレビューで知り、今作だけすべり込みセーフ🙏


これまた読解力のほしくなる映画。
こっちはホロリきたーって瞬間、劇場は笑いに包まれてたり。

“大事な5つ”を持つかみさん、メイベル。
入り込んだ名演。すげー妙演。ついでに美脚。
プガップガッしてはる。
どこか動物的。もっと深いところで理解し合わなきゃダメなのかなと。むずい。
vs姑(すごい口撃力!)あたりからこっちの感情がてんやわんやで、スタミナ戦映画となった。

すぐに吠えちゃうニックを観てると、どこかで話を逆転させちゃうんじゃないかと不安にさせる。
ストレス抱え、キレ散らかしてビンタするわ暴言吐くわ。
でも、かみさんにバンソウコー用意してる時の顔は天使の笑み。

常に3人の子どもの存在があるため、より重たい。

【お願いだから これ以上成長しないで】

キッズたちにヘンな固定観念はないから、こちらは本能的に動くのがとても面白かった。
末っ子マリアの功績はパンチラどころの騒ぎじゃないw

なにかと緩急ありすぎパーティな日々。
いっつも邪魔とノイズが入る。
しかし身内もみんなズレててなかなか帰らんなw

【飲みたいのね 自分で作って】

楽、怒、興奮がコロコロ飛火し繰り返される「おとなのけんか」系。別に似てないけど。
自覚とか棘が裏(?)テーマに感じました。

とりあえずのええラスト。
エンディングがまた、なんつー曲やw
ディズニーの出来損ないみたいな音で、気分リセットして前に進んで下さいって言われたような感覚。
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