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フリー・ウィリーのyumikoのレビュー・感想・評価

フリー・ウィリー(1993年製作の映画)
4.2
母親に捨てられ、孤児院から里親の元で暮らすことになった少年ジェシーと、親と引き離されて水族館にいたシャチのウィリーのお話。

これは…涙腺崩壊でした。

ウィリーがとても演技が上手で可愛くて感心するのももちろんなんだけど、孤独な少年ジェシーを理解して受け止める里親、水族館の飼育員、みんな良い人で、胸がキュンキュン。

好きなシーンは、ジェシーが夜中、ウィリーに誰にも言えない心の内を打ち明けるシーンかな。優しい里親さんでも気を遣ってたのよ。

この、ウィリーを演じたシャチは、ケイコという名前の雄のシャチだそうです。水族館を転々としていたケイコは、この映画がきっかけで、初めて、長く人間に飼われていたあと、自然に復帰させる試みが行われたシャチなんだって。
ケイコは、リハビリのあと一度は外洋の群れと合流したが、群れから離れ、フィヨルドに住み着き、人に芸を見せてたとか…(Wikipedia ケイコ(シャチ)より)

人間の行いに翻弄される動物達、胸のえぐられるような思いです。ウィリーもそうだし、ケイコも。

本当は素敵なお話なんだけど、現実を知り、打ちひしがれるのでした。
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