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リバティ・バランスを射った男のJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
「リバティ・バランスを射った男」

本作は1962年にジョンフォードが監督したジョンウェインと組んだ最後の西部劇で、この度BDが発売され初鑑賞したが面白い。伝説の時代の終焉を詩情豊かに綴った作品である。さて、物語は妻ハリーとともに西部の小さな街を訪れた副大統領補佐ランス上院議員。新聞記者に理由を問われた彼は、若き日の思い出を語り始める。希望を胸に駅馬車で西部にやってきた弁護士の卵ランスは、無法者リバティ・バランスに襲われ重傷を負ってしまう。牧場を営むトムとその恋人ハリーのおかげで一命をとりとめたランスは、新聞記者ピーボディーとともに街の改革を推進。そんな彼にバランスが決闘を申し込んできた…と簡単に説明するとこんな感じで、ジョン・フォード監督とジョン・ウェインがタッグを組んだ銃の力で生き抜いてきたトムと法治社会の実現を目指すランス。変わりゆく時代背景に価値観の違う男たちの友情と確執が情感豊かに描かれている。
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