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リバティ・バランスを射った男のeigajikouのレビュー・感想・評価

4.1
BSプレミアムシネマの録画で。

初見。
ジョン・ウェインとジェームズ・スチュワート2大スターの共演は予想以上に面白かった。
ジョン・ウェインは冒頭で亡くなっていてそこから遡ってまた戻ってくる構成。
スカッとする話ではないところが味噌。

リー・マーヴィンめちゃ気合い入ってる!
リー・ヴァン・クリーフがリバティ・バランスの子分のちょい役とか、ジョン・キャラダインは終盤イカサマ応援演説ブツだけに出てくるとかさすがフォード映画⁉︎
原作がドロシー・M・ジョンソンということもあってか女性キャラクターがしっかり描かれている。

ただ今でも続くハリウッドの問題として、ジョン・ウェインとジェームズ・スチュワートの2人から愛されるヒロインがヴェラ・マイルズで、当時彼女は30代になってるけど実年齢より若い設定な感じだし、実年齢も彼らより20歳以上歳下だから、そこ此処に違和感あった。ジェームズ・スチュワートは大学出たての
弁護士見習いで20代の設定だろうし、ジョン・ウェインも初婚の相手をヴェラと決めてるみたいだから30代前半くらいの設定?うーん、苦しいなあ。50代のいいおじさんが何言ってるんだろって何度も思ったよ💦
(まぁ現代日本でも50代60代の男性が下手すりゃ孫世代のアイドル追っかけてたりするからなぁ😓)
ハリウッド男性スターの相手役女性がかなり歳下というのは今でもよくあるが、
#Metoo運動も起こったのだから早くちゃんとアップデートしてほしい。

シネマヴェーラ「蓮實重彦セレクション 二十一世紀のジョン・フォード Part1」私はコロナ脳なんで人が詰めかけると予想されるヴェーラに行く気になれず(トークの回のチケットは瞬殺だったと書いていた知人は発売日朝からしっかり並びに行ってたけど、私はそもそも人出の多い渋谷に行くのに躊躇していた💦)PartⅡには行けるかなあ。
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