Fisherman

リバティ・バランスを射った男のFishermanのレビュー・感想・評価

4.1
ジョン・フォード監督とジョン・ウェインの西部劇黄金コンビにジェームス・スチュアート、リー・マーヴィンを加えた大作と言えるのでは。
正義を色濃くするためには悪も強烈でなければならず、その意味ではリー・マーヴィンの悪者ぶり(子分にリー・ヴァン・クリーフも)は適役。

馬車から鉄道に変わりつつある西部、東部から来た弁護士にジェームス・スチュアート、昔ながらの西部のガンマンにジョン・ウエィン、正義のあり方も銃から法に変化する中、自分の惚れた女がインテリに惹かれていることを察知して、自ら身を引くジョンのカッコ良さ。
黒人のポンペイを平等に扱うところも時代を先取りしている。

正義の二人、その正義の変化を二人のスターを使って見事に表現してる名作でしょう。
ジェームス・スチュアートは紳士のカッコ良さ、しかし、無骨な西部の男ジョン・ウエィンの王道には敵わない。

だけど、あの距離で気が付かんかね?あれは暗がりからだったと言うことにしよう。
それと、トムに実はこうだったんだと告白されたからランスがその気になったとしても、議場にいた人間が即納得したんだろうか?そこがイマイチ良く分からんところ。
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