もう観るのは4回目
飽きない
ジョージ6世は吃音症だった。
吃音症とはなめらかに話せず、会話の途中でどもってしまうこと
ジョージ6世の兄は既婚者の女と一緒になって、弟のコリンファースが演説する機会が増えると父に言われる。
吃音症のジョージ6世をコリンファースがうまく演じている。
初めの民衆へのスピーチのシーンは胸が苦しい思いになる。
初めのビー玉を口一杯に入れるとこのコリンファースの表情がやばい
あんな治療じゃ無理でしょ笑
見かねた妻のエリザベスはジェフリーラッシュ演じる言語聴覚士ライオネルローグに相談しにくる。
その後、エリザベスはバーティ後のジョージ6世と再び訪れる。
すると、ライオネルの1番下の息子もジョージ6世と同じ吃音症のような感じだった。この子供がジョージ6世とライオネルのキッカケにもなる。
ジョージ6世とライオネルが2人で初めて話すシーンのぎこちない関係がたまらない。
この関係から変わっていくのがこの映画の醍醐味でもある
初めはそのやり方に否定的でライオネルをよく思ってなかった。だが、帰りに録音したレコードを貰い、部屋で聞くと…
ライオネルとジョージ6世の特訓のところはふふっと笑える
徐々に2人の距離が近くなっていく
ジョージ5世が亡くなり、バーティのちのジョージ6世はライオネルを訪れる。
そこで、バーティの吃音症になった理由や過去も語られる。
王族の闇も語られる。
俺が思ったのは、この映画…父と息子の関係もこの映画は描いてる。
王族だが、厳しい親子
普通の家だが、仲の良い親子
どっちが幸せだろう。と考えさせられる
時が立ち、兄が王をやめてバーティはジョージ6世になった。
不安なジョージ6世は再びライオネルを訪れる。
戴冠式(たいかんしき)の準備で、2人だけで話すシーン
ここでまさかの真実も明らかになる。
ここの2人だけのシーンが英国王のスピーチで一番好き
そして、ここから物語はさらに加速する。
中が外を変える。現代にも通ずる心という目に見えないものに目を向けてることの大切さ
そしてそれに自分以外の人が真剣に寄り添うことが重要だと気がつく
劇中でとある人物の演説が流れる
そこのシーンでのジョージ6世の一言もたまらない
そして最後のジョージ6世のスピーチは時が止まったように静かだが、勇敢で熱いものがある
この2人の友情は、地位や過去など全てを超えた本当の関係だろう。
努力と友情でどんな過去も乗り越えられるそんな映画
コリンファースの演技もジェフリーラッシュの演技も本当に良かった。
何度も見たくなる映画に出会えた。