にぎりずし

拳銃魔のにぎりずしのレビュー・感想・評価

拳銃魔(1949年製作の映画)
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2回目。例の長回しはもはや置いて、最後の強盗のシーケンスの無駄の無さに目がいく。働いているという説明は、決行日を予感させるズボンの会話で示し、警官を登場させスリルを煽りつつ、退散するときはドアの開閉で警官を退けるショットを挟む等々無駄がない。冒頭の拳銃の盗みのガラス、雇い主に発砲した際の鏡、主人公が初めて人に向けて発砲(パトカーにだが)した際一瞬割れるリアガラスと、主人公がの立場が変わる瞬間にはガラスや鏡が割れる演出が出てくる。似たところだと拳銃を盗んだ後に転び雨に濡れ捕まる冒頭があるので、最後山に逃げる際転び川に濡れた時点で嫌な予感がしますよね。最後の霧のシーンは製作費の都合なのかなんなのかよくわかんないんだけど。
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