ルチア

ひき逃げのルチアのレビュー・感想・評価

ひき逃げ(1966年製作の映画)
3.6
ロイヤル劇場「昭和名作シネマ上映会」で鑑賞。

とにかく凄い高峰秀子さん。
ひき逃げで我が子を殺された母の復讐劇なので、当然に可愛くなるはずはないんやけど、もはや怖いレベルの凄まじさ。

鬼気迫るなんて事をいうけど、まさにそんな感じ。
対する敵役の司陽子さんのダメっぷりも、もはやどうしようも無いレベルで気持ちいいほど。

しかし、とにかく高峰さん。
様々な表情で魅せてくれます。
楽しかった日々から、悲劇を経て、復讐へ向かう時、そして最後は。。。

その時々での主人公の心情が痛いくらいに伝わって、切ないやら悲しいやら苦しいやら。

まあ、私レベルの素人鑑賞では、たいした感想にもならんけど、高峰さんが凄かったとしか言いようがない映画。

凄い映画というか、高峰さんが凄かった映画だけど、好きな映画かと言われると、何度も観たいような映画でもなく。。。と言う微妙な感じがこの点数です。
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