カツラ

エデンの東のカツラのレビュー・感想・評価

エデンの東(1954年製作の映画)
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善人なアーロンよりも少し悪人なキャルに同情してしまう。というかキャルは人間味があって好き。正しいことが良いことだと思ってるアーロンや父親は見てるとちょっと疲れる。
善人な父にキャルも良い行いをしたかったでも戦争で儲けようなんて考えが悪だった。彼にも誠実性はあったが善人の気持ちは理解できなかったのだろう。
彼にとっての善が悪だった時点でもう相容れない運命だった。
それでも父親は最後まで息子を許した。父親も善人だけど悪人は愛せないからね、それが彼にとっての罪だったんだろう。どれほど愚かでも愛しなければいけないから、キャルは救われるだろう。
悲しいけど、これ人生なのよね
映像が綺麗だった。なんか横長?なフィルム映像がいいですね。
自分は善人にはなりたくない。疲れるから。でもこの考えは正しくないからいつか裁きが下るだろう。善人でさえその行いに報いがくる。報いが救いなのかもね、しらんけど。いつかこの映画の内容を実感できる時が来ればそれはそれでいいだろうと思った。また見たい。
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