トトCINEMAライフ

エデンの東のトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

エデンの東(1954年製作の映画)
4.0
伝説のスター、ジェームス・ディーンの初主演でアカデミー主演男優賞にノミネートされた作品

個人的に有名な主演作「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」の中ではコレが一番好きだ…

青春期の、揺れ動く激しい感情の危うさを見事に体現しているディーンにはいつもながら惚れ惚れするというか、凄いと思う

今となれば伝説だが、単純に言えば"新人"なのだ

ルックス自体が、ブラット・ピットを凌ぐ程に素晴らしく美しいのもあるが、表現力が凄いから心に残る😲

冷静に考えれば約60年以上前の人物だ…現代では、日本人だけを見ても顔はツルツル・スッキリ、アゴが細く明らかに昔より整った顔立ちが多くなったと思う?!

それは一般人に限らず芸能人もだ、ハリウッドスターともなれば、今や特殊メイクや整形、画像加工など綺麗に見せようと思えばいくらでも手段はあると思う・・・だが、ジェームス・ディーンの造形美は美しいが、決して弱々しい訳でもなくツルツルでもないが、スッキリという訳でもない、憂いを帯びたあの瞳、ナチュラルな髪型や照れくさそうな仕草…早逝したことでより神格化されるのも納得がいく🙂

また作品の物語も(善良とは?許しとは?家族って難しい?妬み、嫉妬)人間として素直に色々と考えさせてくれる映画でもある

個人的には、あの父親は厳格というよりは融通が利かず、世間体を第一とする傲慢な人間に見える・・・なぜなら、反抗的に見えるのはキャル(ジェームス・ディーン)だけではないから…父親も兄も、先ずは「ありがとう」と言えない人間は誠実とは思えない💧