K猫

数に溺れてのK猫のレビュー・感想・評価

数に溺れて(1988年製作の映画)
3.8
ピーター・グリーナウェイによるサスペンス

初ピーター・グリーナウェイ監督作品だが、なるほど”美を患った魔術師”とはよく言ったものだ…
ストーリー自体は3人の女性がそれぞれの夫を溺死させるというシンプルなものだが、何気なさそうなカットですら一場面、一場面が色彩、光源、配置など全て計算しつくしたように美しい。
何なら魅せるためだけに入れたんじゃないかと思うシーンもいくつか(ゲームの件とか

ストーリーはおまけ、視聴者は美しい画面に酔いしれてながら各シーンに隠された数字に翻弄される…なるほど”数に溺れて”ですね。
K猫

K猫