K猫さんの映画レビュー・感想・評価

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ミスター・パーフェクト(2011年製作の映画)

3.2

I'm a perfect man.

個人主義の男性が花嫁候補として紹介された幼馴染と出会いで何かが変わっていく。
堅物の主人公が幼馴染と再会して愛を知る的なベタベタなラブコメ。そこに多量の歌とダン
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デビルズ・バス(2024年製作の映画)

3.5

悪魔の風呂

18世紀オーストリア、とある村に嫁いだ女性だったが思い描いた生活ではなく…
ホラーだと思ってたら当時の女性の苦難の描いた重い作品だった案件その2。
鬱病が認知されてなかった時代に周りの環
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ガール・ウィズ・ニードル(2024年製作の映画)

3.7

針を持つ少女

第一次世界大戦後のデンマーク。様々な困難に見舞われた女性は一人の女性と出会うのだが…
ホラーだと思ってたら当時の女性の苦難の描いた重い作品だった案件。
人に捨てられ、人を見限り、自分を
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MaXXXine マキシーン(2024年製作の映画)

3.4

ミア・ゴス 3部作 最終章

1作目は農場に迷い込んだ若者たち次々の襲われるスラッシャーホラー。
2作目は1作目のシリアルキラー誕生を描いたサイコホラー。
3作目ではハリウッドでスターダムにのし上がろ
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ヴィクラム(2022年製作の映画)

3.8

特殊工作員×麻薬組織ボス×【無職の中年】

謎の集団のよるテロ事件を追う特殊工作員、捜査線上に浮かぶ麻薬王、そして殺されたはずの無職の男、謎に包まれた事件の真相は如何に…
と言った感じで、インターミッ
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ノスフェラトゥ(2024年製作の映画)

3.7

彼が来る…

カルト的に人気を誇る吸血鬼映画のリメイク作。
といってもオリジナルは見たことないので、現代の一般的な吸血鬼イメージと違って新鮮な感じで観ることができた。
まず目を引くのは吸血鬼のビジュア
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リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界(2023年製作の映画)

3.8

突撃となりのヒトラー邸

モデルから報道写真家に転身した女性の数奇な半生。
インタビューで当時を回想しながら進めていく形式で、華麗で華やかな時代から第二次世界大戦とその後の人生を描いていく。
彼女が何
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

片インドのおじさん、バジュランギになる。

パキスタンから来た声が出せない迷子の少女を家族の元に送り届けるため、お人好しで真っすぐなインド人青年の二人旅が始まる。
あらすじと設定を見ただけで結末は容易
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岸辺露伴は動かない 懺悔室(2025年製作の映画)

4.0

ヘブンズドアー!(発生0F ガード不能)

岸辺露伴先生と行く世界旅行 in ヴェネツィア。
全編ヴェネツィアロケということで風景や街並み、室内まで全て映像が美しい。そんな美しい背景に破天荒な衣装を着
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.0

やはりイーサン…‼イーサン・ハントは全てを解決する…‼

大人気スパイアクション最終章(?)。
シリーズを追うごとにトム・クルーズのアクションの激しさが増しているが、本作でも陸、海、空の地形適正”S”
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.3

用法用量を守って正しくお使いください

いやぁすごいものを見せられた…
ベースは「若返り薬デス☆正しく使ってね☆」とありふれたテーマなのだが若返りの方法がかなり狂っ…斬新である。
この若返り方法だけで
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VENUS/ヴィーナス(2022年製作の映画)

3.2

金星にかわっておしおきよ!

ナイトクラブからドラッグを盗んだダンサーが逃げ込んだ先は”ヴィーナス”という名のアパートだった。
ラブクラフトを原案としたオカルトホラー作品なのだが個人的には色々と盛り上
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サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

3.8

*(仮題)

マーベル版スーサイド・スクワッドのように見えるが、あちらはガチヴィランが好き勝手大暴れした結果なんとなく世界を救ったのに対して、こちらはヒーローになれなかった者たち世界を救うために必死に
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血戦 ブラッドライン(2024年製作の映画)

3.7

幸福な国フィンランド産バイオレンス

出所した男が雇われた会員制クラブが突如武装した傭兵が襲撃され虐殺が開始される。
やはり暴力…暴力は全てを解決する!と言わんばかりのバイオレンス×バイオレンスな作品
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皆殺しに手を貸せ(2024年製作の映画)

3.3

皆殺しゲットだぜ!

無実の罪で殺された夫の無念を果たすため死神と契約した妻の復讐劇。
B級マカロニ・ウエスタンオカルト添えといった感じの作品。オープニングからいつの時代だよ…とツッコミたくなるような
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アークエンジェル 4K版(1990年製作の映画)

3.6

みんな大好きガイ・マディン その2

第一次世界大戦下、兵士が戦争に参加するためやってきた街で亡くした恋人そっくりの女性と出会う。
一作目のギムリ・ホスピタルと同じ、モノクロサイレンスに現実か虚構が入
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ギムリ・ホスピタル 4K版(1988年製作の映画)

3.8

みんな大好きガイ・マディン その1

不気味な病院で出会った患者たちの奇妙な因縁の物語。
意図的なモノクロ・サイレンスに現実か空想か区別のつかないような作風…なるほどアリ・アスター監督が好きそうなのも
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ミゼリコルディア(2024年製作の映画)

3.5

春のアラン・ギロディ祭りその3

パン屋の店主の葬儀に参加するため帰郷した村で起こした事件が様々な人を巻き込んで行く。
主人公が事件を起こし、隠そうして次々事件が発生するパターンの作品なのだが、色々と
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ノーバディーズ・ヒーロー(2022年製作の映画)

3.6

春のアラン・ギロディ祭りその2

今回見たアラン・ギロディ作品で一番カオスなコメディ作品。
とにかく登場人物のクセが強く、売春が嫌いだからダダでやらせろと言う主人公を筆頭にやたら喘ぎ声が大きい熟年人妻
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湖の見知らぬ男(2013年製作の映画)

3.8

春のアラン・ギロディ祭りその1

アラン・ギロディ監督の出世作で問題作。
湖が舞台なのだが…ただの湖じゃねぇヌーディストな湖、ヌーディスト湖だ!しかも客は男だらけのハッテン場なので下手なゲイポルノより
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ドマーニ! 愛のことづて/まだ明日がある(2023年製作の映画)

4.2

ドマーニがある ドマーニがある ドマーニがあるさ

戦後イタリアで逞しく生きる女性の新たな一歩の物語。
とにかく脚本が素晴らしい…絵に描いたような男尊女卑の夫と義父に辛い仕打ちを受けている妻がある手紙
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政党大会 陰謀のタイムループ/政党ラリー(2021年製作の映画)

3.9

シヴァインズゲートの選択か

政党大会のテロリストに仕立て上げられた青年がテロを止めるべくタイムループを繰り返すサスペンス作品。
主人公が死ぬことでタイムループする王道(?)システムで、序盤はタイムル
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プロフェッショナル(2024年製作の映画)

3.7

俺は殺しのプロだぜ

引退を考えていた殺し屋がふとしたきっかけで少女を助けたことからテロリストの復讐に巻き込まれていく。
爆発を背景に「俺を怒らせるな。」とキメているポスターだが、主人公側が復讐される
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JOIKA 美と狂気のバレリーナ(2023年製作の映画)

3.7

ボ~リショ~イサ~カス~♪

世界最高峰のバレエ団“ボリショイ・バレエ”でプリマを目指したアメリカ人バレリーナの実話に基づく作品。
タイトルから「ブラックスワン」のようなサスペンス系を想像していたが、
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異端者の家(2024年製作の映画)

3.8

ポツンと異端者の家

布教のため訪れた一軒家で出迎えたの優しげ笑みを浮かべる男性、招かれるように踏み入れた屋敷では何が行われるのか…
予告編や宣伝ではギミック満載の屋敷に閉じ込められた女性たちが屋敷の
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カップルズ 4Kレストア版(1996年製作の映画)

3.9

原題:麻將(マージャン)

同監督の「牯嶺街少年殺人事件」がかなり衝撃的だったので視聴。
「カップルズ」というタイトルから恋愛ものかと思っていたが、台北を舞台にした悪ガキ4人組の青春物語といった感じで
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愛を耕すひと(2023年製作の映画)

3.8

マッツ・ミケルセン(cv 井上和彦)

映画館のイベントで吹き替え版が上映されたので観に行きました。
壮大で美しい自然豊かなデンマークを舞台に史実に基づいた開拓者をマッツ・ミケルセンが演じる。
堅物の
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天国の日々 4K(1978年製作の映画)

3.6

マジック・アワー

自然光にこだわった傑作映画の4Kレストア版
噂通りの美しい映像で、マジック・アワーをバックにした美しい麦畑、遠影で映し出される汽車、荒々しい炎、そしてぷちちーなイナゴ君までとにかく
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ゴーストキラー(2024年製作の映画)

3.8

憑依合体!!工藤さん!

元殺し屋の幽霊とその幽霊を憑依させて戦う女子大生のアクションムービー。
園村健介監督と髙石あかりに殺し屋という設定と完全にどっかで見たことある組み合わせというわけで、相変わら
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チェンナイの夜(2017年製作の映画)

4.2

シネマノベル 街 (チェンナイソフト)

チェンナイの街を舞台とした4人の男達の群像劇。
交わることがない人たちがひょんな勘違いから様々な事件に巻き込まれ、それぞれの結末に向かって行くストーリーは昔プ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

21世紀に残したい映画100本(1995年)

エドワード・ヤン監督が実際の事件をモチーフにした傑作。
と言っても監督の名前を知っている程度で事件については全く知らない状態での鑑賞。
とにかく綺麗に整
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ナタ 魔童の大暴れ(2025年製作の映画)

4.2

アニメ映画世界興収歴代1位

ということだが人口の多い中国製だし実際はどうなんだろうかと軽い気持ちで観に行きましたが…無茶苦茶おもしろくてびっくりしました。
日本にはなじみが薄い封神演義をベースにした
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アンジェントルメン(2024年製作の映画)

3.6

オレたちゃ愉快なアンジェントルメンズ

実在の非公式特殊部隊をもとにしたスパイアクション。
「ミッション遂行は非紳士的に」という謳い文句だが、スパイ映画はドンパチ愉快に大暴れしてなんぼでしょみたいな感
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終わりの鳥(2024年製作の映画)

3.5

どーも終わりを告げる鳥<デス>でーす

死の象徴である鳥<デス>と母娘の物語。
生死を扱った話は重くなりがちだが、ノリのよい鳥バード<デス>と破天荒な母娘のおかげでかなりコミカルに描かれている。
特に
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.2

コンクラーヴェで根競べ

急死した教皇に変わり新たな教皇を決めるべく様々な思惑渦巻くコンクラーヴェの幕が上がる。
細部にまでこだわった装飾や建物、それを美し魅せる絶妙なカメラワーク。場面に合わせ絶妙な
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.7

マニタス、麻薬王やめるってよ

自分らしく生きたいと女性となった麻薬王とそれを取り巻く女性たちの物語。
何と言っても麻薬王から女性に生まれ変わるという設定が面白く、女性になることで自分自身の心境や周り
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