精神病を患った少女たちが入院している施設での実話をもとにした作品です。アンジェリーナジョリーを初めとした個の存在感が一番の魅力。境界性人格障害のスザンヌ、拒食症のジャネットや、同部屋のジョージーナ、顔に大やけどを負ったポーラ、謎めいたデイジー、そしてリサ。彼女たちの日常風景を見ているとごく普通の女子寮かと錯覚してしまいます。しかしストーリーが進行していくと、ここは確かに病院で、彼女達は皆心の闇を抱えているんだという現実を突き付けられます。正直感情の移入どころがわかりませんが完成度の高さを感じます。
