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拾った女の犬のレビュー・感想・評価

拾った女(1953年製作の映画)
4.0
不本意にマクガフィンを入手して自分から巻き込まれ型に専念する無法者ウィドマークの期待に応える暴力と処世。地下鉄の階段から引き摺り下ろしたり線路の避難所で殴り続けるウィドマークの異常な凶暴性には見応えを感じるし、音を立てないようにターザン綱渡りを披露する柔軟性なんかも憎い。ラストのピータースを連れて警察署から出るときの「この女は盗んだんじゃなくて拾ったんだ」とでも言うようなウィドマークの顔よ。
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