ノノ

すべてが狂ってるのノノのレビュー・感想・評価

すべてが狂ってる(1960年製作の映画)
4.0
ロマン三部作以外の清順を初めて見た。意外と時代に沿った見やすいストーリー、落ちぶれた若者の逃避を描いていて面白い。ヌーヴェルヴァーグぽさがあった、ラスト数分のスピードと切なさはまさにって感じ。思春期で反抗期だけどまだ母親に依存してしまってる青年の心の危うさ、母親も女であることを受け入れられない未熟さが主人公の暴走から溢れていた。
清順はモノクロでもちゃんと構図をキメていてスタイリッシュ!謎にめちゃくちゃズームを使ってるのは笑ってしまった。
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