鈴木清順監督のやさぐれ青春もので、まずまず。川地民夫が母親と愛人に反撥する様を軸に無軌道な若者描くが、描写に過激さは薄い。敗戦の影が背景にあるのは前提としては理解できる。が、その混乱を飯のタネにする…
>>続きを読む「戦後」のレトリックが満載の脚本。ミソジニーをこじらせた馬鹿なマザコン主人公(その上歪んだ口元が気持ち悪い)が、最後に絶望して自殺するので、とてもうれしい!
それはそれとして、とんでもない長回しが…
「善意が通じる場所がない」
不良グループの中に身を投じる青年の心の葛藤を描いた作品
自らの境遇を不幸だと思い、関係する全ての大人を嫌った青年が、見たくないものから目を逸らし、逃避にふけていった。…
ビジネス的にキャッチーな宣伝として、日活が「女を漁れ!」という文言をポスターに使ったんだろうけど、そんな話ではないし『勝手にしやがれ』や他ヌーヴェルヴァーグへのオマージュ作品にそれをやる温度差、でも…
>>続きを読む当時のビート族の事の事を冷ややかな目で見ていたのでしょうか、清順は
カメラワークすごいしホテルでイチャイチャしながらの男との対立の構造はめっちゃ良かったけど、いや、そうはならなんだろ。と色々ツッコミ…
生も死もその境界も目にしてきた従軍経験者の清順が世代間の断絶をテーマに置くのは当然のことなのかもしれない。一見デタラメのようだが、的確に主題提示が成されているオープニングの戦争フィルム。大人たちの戦…
>>続きを読む松竹ヌーヴェル・バーグや同世代の他社の新人監督が題材として取り上げたビート族と呼ばれた若者たちを鈴木清順監督が手掛けた作品、でも既に四十近くになっていた清順にとって彼らは共感も出来ないしかといって否…
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