ノノさんの映画レビュー・感想・評価

ノノ

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ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(2023年製作の映画)

3.8

人が殺せない系ヴァンパイアストーリー。サラ・モンプチの大人っぽい顔と子どもっぽい髪型が絶妙にマッチしていて目が離せない。
Brenda Leeのemotionsがかかる空間が甘々で可愛かった。彼女の曲
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.6

ストーリーがめちゃくちゃ面白いわけではないが、人形がぬるぬる動くの最高。小さい頃に見た記憶だとチャッキーは悪魔かなんかだと思い込んでいたけど殺人鬼が憑依してたんだった!
この前ハードオフでチャッキーと
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.7

『弓』『春夏秋冬そした春』もそうだがキム・ギドクは水の上が好きすぎる。彼の作品の中でも特に何してんだ?感が強い映画。男が釣り上げられた後、割り箸?を咥えたまま行為したシーンはさすがに笑った。女が男に執>>続きを読む

結婚のすべて(1958年製作の映画)

4.0

これもスクリューボールコメディなのか?騒がしいけど嫌じゃない。最初から最後までダレることないテンポで様々な恋愛の形をコミカルに描いた傑作。この時代の割にセリフやジャケなどかなり攻めている気がする。序盤>>続きを読む

悪い女(1998年製作の映画)

3.5

廃れた街と家にある原色の使い方が面白い。傘、金魚、血、船、宿のライト…それらに目がいくから画面がぎゅっと引き締まって美しい。みかんを食わせてやっただけであそこまで図々しいヒモ男ダルすぎる笑
男の止めら
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.7

80年代にコンスタントに公開されてからかなり時間が経って2008年に蘇ったランボー、スタローンめっちゃ老けたけど20年で映像技術が超進歩していて感動した。どの過去作よりも虐殺シーンが強烈で痛々しい。四>>続きを読む

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.9

パラレルワールドみたいな構成が良い。混ぜてる絵の具がオレンジだったり緑だったり記憶の中でちょっとした違いを見つけるのも楽しい。一周目で男が既婚だということをバラされた時のホンサンスズームがおもろい。正>>続きを読む

火祭り(2006年製作の映画)

3.9

とりとめなく忙しない夫婦喧嘩のやり取りはファルハディ節が効いてる。タイトルバック、バスの窓に反射した風を感じる手が蝶のように見えるショットは主人公の純粋さを表しているよう。妻を殴る夫をエレベーター越し>>続きを読む

太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.6

クリスチャンベイルやばいなーまじですごい。真剣な目つきがこの時から今でもずっと変わらない。人が殺されてるとか関係なく目の前で勢いよく飛行するP51に魅了される姿は輝いてる。少年が戦闘機を美しいと思う様>>続きを読む

昨日・今日・明日(1963年製作の映画)

4.0

逮捕されないように妊娠し続ける倫理観はどうかしてると思うが、ぷりぷりおしりの子どもたちが母親に抱きつくシーンの幸福感ったら。素敵な街並みが印象的だが特に坂で闇タバコを売っているおばちゃんたちを映す構図>>続きを読む

女の座(1962年製作の映画)

4.2

大家族の日常から悲劇の連続まで飽きさせない脚本と会話のテンポが本当に上手い。兄妹みんなが呑気に恋愛したり職探ししてる中でずーっと芳子だけが重荷を背負わされていてやるせない。なのに彼女が一番悲しいときに>>続きを読む

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.5

音楽使いすぎて長いMVみたいだった笑
主要な登場人物を殺していくパターンでしか感動的な続編を作れないの悲しいな。もうここまで見たからシリーズ全部見るけど飽きてきた!相手選手、超デカいし腕長くて格ゲーの
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殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)

3.9

エヴァ・オーリンのロリータっぽい甘い顔の美しさだけで100分いける。アヴァンギャルドなショットと編集で見せるサスペンススリラー。殺人シーンの血の生々しさはジャッロみたいで最初のショットはブニュエルを意>>続きを読む

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.8

ずっと登場人物が叫んでるのに音質悪いから始終何言ってるか分かんなかった。けど、画が凄まじいから楽しい。森の中を彷徨う武時とその手前に聳える大木、広く静かな城で武時と浅茅が会話をするシーンのおどろおどろ>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.2

なげえけどめちゃくちゃ面白いから見れる!ブロンディがほとんど喋らず表情だけで語っているその横でテュコがペラペラ喋っている2人のバランスが最高。ライバルであり親友である関係が旅をより濃いものにする。北軍>>続きを読む

MAY -メイ-(2002年製作の映画)

4.4

変人が恋をして暴走する話が好きだ。1人の女が孤独を埋めるためにした選択は最悪なものなのに愛おしさを感じてしまう。男は気味悪いもの好きそうに振る舞っているけど全然ホンモノじゃなくて痛々しい。彼の手に顔を>>続きを読む

ポゼッション(2012年製作の映画)

3.7

エミリーがライトで口の中みるシーンやばい。お母さんの足がガラスまみれになるとこ、瓶越しにエミリーの顔が歪んで悪魔に見えるシーンも好き。ちゃんとした悪魔映画だし、ラスト20分くらいのごたごたが想像の10>>続きを読む

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

3.9

ドイツのアメリカ人捕虜収容所で繰り広げられる爽快コメディサスペンス。収容所といっても厳しさのリアリティはなくてコメディの要素が大きい。宿舎を手前から奥まで映るようにした構図の取り方が良い。縛られてた生>>続きを読む

蛇の道(2024年製作の映画)

3.6

なぜセルフリメイクを作ったのか謎だったけど、見て余計に謎になった。死体袋を引っ張って走りたいだけか。前作で悪い奴らが拷問されていた場所は日本独特のじめった忌まわしさがあったが今回はフランスロケで、なん>>続きを読む

マッチポイント(2005年製作の映画)

3.7

スカヨハやばい!出てきた瞬間彼女の美貌にやられた。妻の父親の会社で働き悠々自適に暮らす男が浮気して子どもまで作ってしまう。ポンポン人生がうまくいく感じも、いくらでも嘘をつけてしまうところも派手じゃない>>続きを読む

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.6

久しぶりにみたがこんなにタワーオブテラーみたいな始まりだったか。シリキウトゥンドゥを思い出した。牛乳みたいなのを吐くとこで毎回笑っちゃう。クオリティの高い特殊メイクもあればすんごい低いところもあって面>>続きを読む

ろくでなし(1960年製作の映画)

4.3

映画で描かれる日本のこの時代の気怠げでちょい悪な若者たち、言動がキザすぎて見ていて恥ずかしい。けど、何をしても心から楽しめなくて将来にしたいことも希望もなくどこまでも空虚で刹那的な生き方を選択してしま>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.9

ノーラが子どもを出す瞬間グロかった〜!こんなにグロい出産シーン見たことない。人殺しキッズの機敏な動きが気色悪い。激しい離婚協議で子どもの監護権争い後に作った映画だそうで、クローネンバーグの個人的な感情>>続きを読む

獣人(1938年製作の映画)

3.8

抑えられない暴力衝動の血筋、愛情の高まりがどんどん加速する汽車のスピードとリンクしてる。遺体を見つけた時に揺れて光る懐中時計が見事。猫のように可愛くて美しいセヴリーヌは愛人であり男たちの飼い猫でいるこ>>続きを読む

絶対の愛(2006年製作の映画)

4.0

カフェに迷惑かけまくっていて笑える。さすがに出禁にした方がいい。
すんごいイケメンってわけではないのに沼りそうな色気のある男にハ・ジョンウがハマってた。恋人から飽きられていないのに勝手に自己嫌悪に陥っ
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.6

面白いんだけど、金かかりすぎ爆発多すぎ、兵器に頼りすぎでランボー本来のフィジカルで闘うかっこよさが回を重ねるごとに薄れてる。初めはベトナム帰還兵が雑に扱われる悲哀を描いていたのにただの戦争映画になって>>続きを読む

ピンク・キャデラック(1989年製作の映画)

3.4

ピンクキャデラックとか可愛いヒロインとか映るものは素敵なのに驚くほど見どころがない!!イーストウッドのおかしな変装と赤ちゃん爆弾だけはギリ記憶に残った。

オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)

4.0

カラスの目ん玉のクロースアップから始まってワクワク。目に針テープってなんて残酷で素晴らしいアイディア!派手な色の照明と凝った殺人シーンの真っ赤な血とオペラ…美しい様式のジャッロ映画。度々流れるメタルが>>続きを読む

美しい都市(2004年製作の映画)

3.8

金とか嘆願など被害者の感情によって死刑執行が左右される滅茶苦茶な司法制度、そこに宗教が絡んでくるからやばい。しかも男女で賠償の有無が異なるとかとんでもない男尊女卑ルールに驚いた。弟を助けたら恩人である>>続きを読む

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

3.6

ウォーターベッドでアワアワしてるジャックニコルソンかわゆい^_^
妻に先立たれ娘も結婚して会社の人間からも必要とされなくなった孤独な老後は恐ろしい。ほとんどの人間がこれを経験するんじゃないか。優しくし
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.8

ヨンヒは不倫をしてしまって逃げてきたし酒を飲むと声を荒げて持論を吐露したりと破茶滅茶な人間だけど、満たされない気持ちをこれだけ素直に吐ける人間って羨ましいと思った。飲み会で、「お前らは愛される資格なん>>続きを読む

コンドル(1939年製作の映画)

3.7

飛行機の安全性低すぎて滅茶苦茶。女よりも命懸けの仕事を選ぶパイロットの生き様、いかにも当時の男性が好みそうな映画。仲間が死んでも平気な振る舞いをして酒を飲んで騒ぐことで平常心を保ってる様子は態度とは裏>>続きを読む

ロッキー3(1982年製作の映画)

3.7

2で勝ってから上り調子になっている様子を開始10分くらいのダイジェストで描いてしまうのが潔い笑
負けることを恐れるロッキーの葛藤、前作とは違う苦悩を見せていて面白かった。アポロと海で戯れあってはしゃぐ
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放浪記(1962年製作の映画)

4.1

『あらくれ』くらい男と出会っては別れを繰り返すけどあらくれの時とは違いずっと悲観的な主人公。普段モノローグが多い作品はあんまり好きじゃないけど、これにおいては彼女の卑屈さが声や文章から滲み出ていて良か>>続きを読む

女と女と女たち(1967年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃバカで切なくて素敵なオムニバス。2話目の浮気夫が殴られた時の吹っ飛び方がツボに入ってしまって4回くらい見た。爆弾で真っ黒になったドレスを見てマスカラがぐちゃぐちゃになるくらい大笑いする姿も>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

ジョジョ少年の演技が上手すぎる。あと、ヨーキーとキャプテンKが良いキャラ。もっと似てる人いるだろと思っていたがヒトラー役が監督だったのは驚いた。すごくポップな形で狂信的なヒトラー信者を描くのって難しそ>>続きを読む