息子たちからは何となく距離を持って扱われ、人付き合いがお世辞にも上手とは言えない偏屈ジジイ。
そんな彼がまさかのお隣に引っ越してきたアジア人に共感して絆を深めていく。
イーストウッドお得意の徐々に心を開いていく堅物役です。口の悪さと目を細める嫌な顔が魅力的。
復讐の連鎖に打ち克つラストシーンは感動を超えて尊敬の念すら覚えます。偏見で溢れ自己中心的だったウォルトがこんな手段を選ぶとは全く予想がつきませんでした。
まだまだグラントリノが似合わないタオが微笑ましいですね。なんとなく幸せなシーンで締めくくる優しさも持ち合わせています。