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グラン・トリノのpepperのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
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車にまつわる、男くさ〜い 映画と思い、スルーしていたけれど見て本当によかった 。
日本と違って、アメリカでは人種問題が、日常なんだと思い知らされる。
戦地での事、子供達との溝、妻の死、で心を閉ざした主人公が、隣に住む、モン族一家との交流によって心を開き、残りの人生の意味を見つけていく。
主人公は孤独なんだけど、愛する妻がいて、愛犬がいて、数は少ないが友人もいる。そのあたりが偏屈ながらも、健全な感じで救われる。
エンドロールがいい
ずっと海沿いの道を写しているだけなんだけど、穏やかな曲と、繰り返し聞こえるグラン・トリノという言葉の響きが優しい。
若い二人の将来に明るい風が吹き抜けるようだ。
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