のんchan

グラン・トリノののんchanのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.1
クリント・イーストウッド監督、御年90歳‼️
この作品は2008年でしたから、78歳の時か...確か、同じ年に『チェンジリング』も公開していたんですよね。
まぁ〜精力的な活動を続け、今年の『リチャード・ジュエル』も素晴らしかった‼️
まだまだもう少し頑張って頂きたい🙏


仕事を引退してからはビールを飲み、月に一度理髪店に通うという決まりきった生活を送る元・軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)。彼の亡くなった妻は、最後に彼が教会で懺悔をすることを願っていたが、ウォルトにはその気は一切ない。そもそも彼には信頼のおける人などいなかった。
そんなウォルトに転機が訪れたのは、愛車の《グラン・トリノ》が盗まれそうになった夜だった。彼が嫌悪するアジア系移民の不良集団が、内気な少年タオ(ビー・ヴァン)に盗みを強要したのをきっかけに、ウォルトはタオと接するようになる。この出会いが、思いがけない友情につながり、2人の人生は変化を見せていく...

とにかくもって、冒頭からクリント・イーストウッド演じる頑固ジジイは、何をするにも気に入らない。孫娘のヘソ出し、若造の神父、妻の葬儀の日に隣にアジア人が引っ越してくる事、胸を張りフォード社に勤めていたのに、息子がトヨタのサラリーマン等々
朝鮮戦争に出兵していたので【アジア人】に対してのトラウマがあり、ただただ毛嫌いしている。それなのに隣に引っ越してくるので、胸クソ悪く、唾まで吐いて、毎日眉間にシワを寄せる生活が...
大切なのは愛車グラン・トリノと愛犬だけ‼️


イーストウッド監督作品の『パーフェクト・ワールド』『ミスティック・リバー』 『ミリオンダラー・ベイビー』
をごちゃ混ぜにした感じの内容ではあるけれど、脚本が凄い。
ユーモアと優しさが散りばめられた珠玉の台詞‼️
心の交流を嫌味なく自然に展開させていくアレンジ‼️
起承転結の、どの場面にもドラマがあるところ‼️
  
   
クリント・イーストウッドの独特の世界観が、観終わった後にジ~ンワリ訪れる、あの余韻も健在❣️
最初から最後までじっくり楽しませてもらえます💫

誰かが言ってたけど、「この映画、日本人なら絶対共感するはず!ウォルトは青い目のサムライだ!」って🤔的を射た表現だと思う。
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