これは邦題で原題は「Game6」1986年のワールドシリーズ、レッドソックス対メッツの試合を背景に、子どもの頃から熱烈なレッドソックスファンのニューヨーカーで元タクシー運転手の劇作家が、自らの自伝的内容を反映させた舞台の初日を迎える話。
その初日に、何人も彼の批評で人生を狂わされた人がいるという、辛辣な批評家が来るという事実と、またレッドソックスが負けるかもしれないという悪夢に悩まされる主人公を描いているので、単純な野球の話ではないのよね。
劇作家役に、マイケル・キートン、批評家役にRDJ。たぶんこれ、RDJ出演作だからレンタルリストに入れてたんだろうな。2005年の作品。まだRDJがアイアンマンになる3年前。脚本がドン・デリーロ、のちに「コズモポリス」の脚本も手がけてる。なので、舞台的な内容だった。
正直、前半は少々かったるいんだけど、ラストでマイケル・キートンとRDJが同じフレームに収まったあたりの展開はすごく良かった。野球じゃなくても、特定のチームが好きすぎる気持ちはよく分かる。